黒茶

ダイエットティーとして有名なプーアル茶が代表的な黒茶。
長く寝かせることでまろやかさが増し、年代物は香港や台湾などで大変な高値で売買されています。
主な製法:殺青→揉捻→渥堆→復揉→乾燥
日本での知名度も高いプーアル茶にしても、まだまだ謎に包まれていることが多いのが現状です。
発酵茶(微生物発酵茶)であるため、他のお茶と比べて人の健康に益する成分が多く含まれているようですが、はっきりとした研究はまだまだこれからと言えるでしょう。プーアル茶はその製法から「熟茶」と「生茶」に区別されます。
※詳しくは別項の「普洱茶のウンチク」をご覧ください。

普洱茶

プーアルチャ
産地:雲南省シーサンパンナ地区(勐海など)
プーアル茶は特殊な製法で微生物発酵させたお茶です。
プーアルポリフェノールや重合カテキンといった独特の成分を持っており、ダイエットティーとしても有名です。
独特の香りを持っており、癖の強いお茶ですが、長く熟成させたものは「陳年茶」と呼ばれ。まろやかで深みのある味わいが評価されます。
油っぽい料理と大変相性がよく、飲茶文化では欠かすことのできないお茶で、中国南部の広東、香港などで好まれています。
一般的には熟茶が原料になります。

七子餅茶

チーズビンチャ
産地:雲南省シーサンパンナ地区(勐海など)
七枚を一つにまとめて輸送したことからこの名が付きました。
「圓茶」とも呼ばれます。
茶葉の原料や種類により、様々な七子餅茶があります。
台湾や香港でブームとなり、今では中国国内でも大ブレークしているプーアル茶がこのお茶です。数十年以前の陳年物になると一枚が骨董品なみの高値で取引されます。品番や製造工場ごとに区別されたプレミア茶なども登場し、そのブームはさながら骨董マーケットのようです。
易武という村が元々の産地で、七子餅茶と呼ばれるお茶が出てくる前は「元宝茶」と呼ばれるお茶が作られていました。それがこの餅茶の起源です。
熟茶と生茶、両方のタイプがあります。

陳年普洱茶

チンネンプーアルチャ
産地:雲南省シーサンパンナ地区(勐海など)
プーアル茶を長く熟成させたお茶。
熟成させることで甘みと深みが増します。
一般的には熟茶が原料になります。

普洱沱茶

プーアルトウチャ・プーアルダチャ
産地:雲南省シーサンパンナ地区(勐海など)
プーアル茶をお椀型に成形した固形茶です。
一般的には100g前後の茶葉で作られています。
熟茶と生茶、両方の原料が使われます。

小沱普洱茶

ショウトウプーアルチャ・ショウダプーアルチャ
産地:雲南省シーサンパンナ地区(勐海など)
紙に一回分の茶葉が包まれている固形化されたプーアル茶です。
一個当たり5g前後で作られています。
一般的には熟茶が原料です。